ウェルフェア2009

5月22日(金)〜24日(日)の期間、ポートメッセなごや名古屋市国際展示場
にて「第12回国際福祉健康産業展 〜ウェルフェア2009〜」が開催されました。

http://www.nagoya-trade-expo.jp/welfare/index.html

特にチェアーズとしての参加はしていませんが、「中部デザイン協会」の枠で
2009年のチェアーズ展に参加していただいた宇賀先生が福祉向けの椅子を出展
されました。
他にも中部の企業から数社、福祉をコンセプトにした椅子を出展していました。
そのうちいくつかはチェアーズのメンバーが間接的に絡んでいることもあって
最終日に視察してきました。


こちらも景気の影響を受けて、いつも大きなコマで出展する各自動車メーカーの
ブースが縮小されるなど、昨年までに比べると、少し寂しい内容ではありましたが
介護や福祉の問題に直面している方にとっては、景気は関係なく「待った無し」で
進行中ですので、大変熱心な来場者で盛況でした。

福祉や介護の展示会を見に行くたびに思うのですが、車業界や一部の車椅子業界は
別として、「原始的で機械的な製品」や「介護者の力頼みの製品」といった印象を
受けるものが多く、やはりこの分野、もっともっとデザインという発想を入れていく
必要があります。デザインの視点で介護する人、介護される人、使う人それぞれに
使いやすくて、安心できるものを生み出していくことは、十分可能です。
「中部デザイン協会」のブースのようなデザインの視点からの提言が、これから
もっと活発になって、一般の方にも浸透していくと良いですね。