椅子という漢字

たまにはちょっと雑学めいたことを書いてみます。

「椅子」という漢字はもともと「倚子」という字が使われていた様です。木偏ではなく「人偏」。

日本においては、禅宗と供に渡来した中国伝来の座具が起源で、禅宗の僧が説教をする時に
利用されていたそうです。読み方も「いす」ではなく「いし」だったとか・・・

「倚」という字にはそもそも「よりかかる」という意味があって、「倚子」の語源としては
「腰を掛けてよりかかるための道具」ということになり、現代の椅子の定義とはちょっと違って
いたのかもしれません。

木偏の「椅子」に変化するきっかけは、「よりかかる物で、木で作られていたから・・」といった
ところでしょうか。

そういえば、「つくえ」も「机」と木偏の漢字を書きますね。調べてみると面白い発見があるかも
しれません。                            (た)